開催報告 第944回OB合同拡大例会「まちの歴史と青年会議所~仲間との轍~」

共感リレーション構築委員会
委員 三鴨加奈子

7月26日に、第944回OB合同拡大例会「まちの歴史と青年会議所~仲間との轍~」が立川グランドホテルにて開催されました。地域と共に歩む立川青年会議所の歴史を紐解き、同青年会議所の歴代理事長である岩下光明先輩、栗原一先輩にご講演頂きました。

当時、まだ今の様に開発されていなかった立川駅の周辺には放置自転車が溢れ、当時全国ワースト3位という非常に不名誉な状況下にありました。
地域と共に歩む青年会議所として出来る事。放置自転車の解決という地域的・行政的な観点を、一人一人のモラルの改善や心の豊さの育成という身近な観点に置き換え、子供たちにきちんと伝えていく事だとの結論に至りました。

選抜された多摩地区の中学生を中心として、メンバー・ボランティアが子供たちの安全を最優先に、日本の北と南それぞれから2週間をかけて最終目的地である立川を指す「TAMAっ子サイクリング隊」は、道中を見守ってくれる地域の人々に触れ、また辛い道のりを皆で励ましあって育まれた友情と感謝の気持ちを糧として無事最終地点に到達しました。

道中に骨折をしてしまった子供もいましたが、まだ走り続ける仲間を応援し続け、後日父親と共に怪我をした地点から立川まで完走をしたというエピソードも紹介されました。

この事業は数多くの団体・行政・一般企業を巻き込み、正に地域一体の事業として当時メディアにも大々的に取り上げられました。

今回の例会に初めて参加した方々や入会の浅いメンバーも多い中、お二人のご講演は、事業の内容もさることながら1地域人として、1青年経済人として考えさせられる、非常に内容の濃いものでした。TAMAっ子サイクリング隊にボランティアとして参加していた当時の高校生も、去年我々立川青年会議所を卒業し、活躍しておられます。

「何かを行う時には、事業の魅力、人の魅力、そして何よりも一番必要なのは強い志である」
「成功する為の万全な準備をし、失敗を恐れずに行動する」

私達立川青年会議所は、私たちと共に活動し、成長していくメンバーを募集しております。
第一線で活躍する先輩方の強いメッセージを胸に、家族の為、地域の為、社会の為に悔いのない行動をしていこうではありませんか。