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第830回例会
輝ける未来へ!「津川雅彦流文化論」

(6月17日)

くにたち芸術小ホールにて、映画・ドラマ等で活躍中の俳優 津川雅彦氏お迎えし『津川雅彦流文化論』と題し、約1時間半にわたりご講演頂きました。当日は、若者から年配の方まで幅広い年齢層の方にご来場頂きました。

スター俳優として映画デビューした当時から現代に至るまでの数々の体験から得た津川氏独自の視点で、日本文化の変貌や社会の流れを、幅広い分野からそして鋭い視点をもってお話しくださいました。

例えば、男と女は体のつくりから考え方まで違う生き物。それを一切無視して何でもかんでも平等などは無理な話。その違いというのが「男らしさ、女らしさ」であり、それを認め合う心、つまり『愛』が大切である。その「違い」を認め合って埋め合って来たのが日本の文化であった。これは親子にも言えること。娘が「結婚したい」と言ってきたら必ず初めは「NO」と答える。それでも互いに「認めてもらいたい」と努力することで本当の愛が育まれるのである。時に親父は敢えて障壁になってやることも必要。木を素材にしたおもちゃを製造販売する「グランパパ」では、スタッフ一人ひとりが「このおもちゃを使うことで赤ちゃんが幸せに、そのことでお母さんも幸せに…」と願いながら、愛をもって仕事をしている。

文化とは、様々な歴史上の出来事のなかで、人と人との間に生まれたものであり、互いに愛を持つことで成り立つのである。

というお話しの最後は、「どうか愛を持って生き、幸せな最後を迎えてください。」というお言葉で締めくくりました。