出演者：男女共同参画センター『ゆーあい』 杉本崇さん
今回は３月１９日（木）にイオンモールむさし村山で行われる「みんな集まれ！若者発掘フェスティバルinイオンモール」にもご参加いただく男女共同参画センター『ゆーあい』の杉本崇（すぎもと たかし）さんと、センター長の森林育代（もりばやし いくよ）さんにお話を伺いました。
■まずは男女共同参画センター『ゆーあい』さんについてお聞かせ下さい。
森林「武蔵村山市において男女共同参画を広げていこうという男女共同参画計画というものがあり、その一環として、男女共同参画センター『ゆーあい』があります。『ゆーあい』、緑が丘コミュニティセンター、第一老人福祉館の３館複合施設である『武蔵村山市立緑ヶ丘ふれあいセンター』の指定管理をＮＰＯ法人ダイバーシティコミュが受け『誰もがその人らしく笑顔で暮らせる社会を地域から推進していく』という目的で様々な講座やイベントなどの活動をしています。」
■ダイバーシティコミュさんは指定管理を受ける前はどのような活動をされていたんですか？
森林「男性も女性も自分らしく生きることができるように、直接的な女性の活躍推進というより、男性の地域や子育てへの関わりを支援する活動や、『ムラパパマイスター』という武蔵村山市で
子育てをしているパパ対象に『父親を地域に呼び出そう！』という講座や、メディアリテラシーフォーラム、多様性を描いた映画を見てその後のワークショップで参加者同士で話をして価値観の多様性の気づきのきっかけ作りをするなど、『インプットしたらアウトプットして帰ってもらう』ことを大事に活動をしてきました。」
■杉本さんはどういうきっかけで参加されるようになったんですか?
杉本「私は指定管理のタイミングで参加したのですが、きっかけは私自身が会社を経営していて色々な人と知り合う機会がある中でダイバーシティコミュ副代表とお会いして、『興味があれば参加しませんか？』というお話をいただいて、お手伝いできる範囲で職員という形で参加することになりました。」
■現在杉本さんが『ゆーあい』さんの活動で一番力を入れていることは何ですか？
杉本「女性スタッフが多いので、僕はむしろ男性の視点で男女共同参画を取り入れたり、男性がよりイベントに参加しやすくなるような視点を取り入れられればと思っています。」
■参加される方も女性が多いんですか？
杉本「企画によりますね。先週やったような『お父さんに向けての料理教室』とかなら男性が多くなるし、逆に女性限定という講座もたくさんあります。」
■ダイバーシティコミュさんのメンバー自体を増やしていきたいというお考えはあるんですか？
森林「メンバーも増やしたいですが、大事なことはダイバーシティマインドを広げていくことです。その結果として趣旨に賛同してもらえるメンバーが増えるのはとても嬉しいことです。」
杉本「僕らの活動はその人の属性にかかわらず『みんなが生きやすい社会を作りたい』ということなので、それを具体化するために市の男女共同参画計画にのっとって事業を組み立てているんですが、『人の気持ち』と『社会の構造』の両方を変えていかないといけないので、なかなか大変ですね。」
■杉本さんは今度ギターの講座をやられるそうですね。
杉本「そうなんです。3月26日（木）いきがい講座vol.5 『指2本で弾く ギター弾き語り講座』というもので、ギターに触れる楽しみを見つけてもらいます。私はほとんどギターが弾けないので、『弾く』というよりは『触る』という感覚です。まだ若干名の余裕があるのでぜひご参加ください。」
■では最後に、これから男女共同参画センター『ゆーあい』を通じて杉本さんがやりたいこと、
夢や目標をお聞かせください。
杉本「これまで男女共同参画という言葉を聞くと『強くて怖いイメージの女性』が取り上げられていて、何か『怖いもの』、例えば『そこへ行くと男性は叩かれちゃうんじゃないか？』とか、そういうイメージがあると思うんです。でも、それは違うなと思っていて、僕がここで感じたのは、違った考えの人たちがお互いの権利を主張して戦いあうんじゃなくて、お互いの意見を交えてみて初めて建設的な意見ができるということ。男性の立場で『女性とは違った意見』を言えるように男性の間口を広げて、お互いが話をできるような建設的なことができる窓口になりたいと思って
います。また、『男女共同参画』といっても『女性の社会進出』というだけじゃなく、逆に男性が今までは女性の分野だと思われていたことに進出してもいいと思うんです。例えば、『男性の専業主夫』であるとか。そもそも女性が仕事で不利に扱われるのもおかしいんですが、逆に『男性は働くものだ』と決めつけるのもおかしいですよね？例えば『公園デビュー』なんか、女性でも大変なのに男性だったらもっと大変だと思うんですよ。『これは男性』『これは女性』と決めつけるのではなく、いろいろな価値観が認められるような社会をめざしたいですね。」
若いころはバンドでボーカルをやっていたという杉本さん。（当時は金髪で長髪だったそうです！！）インタビューの後も音楽スタジオ店長である吉澤委員長と音楽話に花が咲いていました。「男女共同参画」は『怖いもの』じゃなくて、『楽しいもの』なんだという気持ちがとても伝わってくるお話でした。これからも楽しい講座をバンバン行っていくということですので、気になる方は武蔵村山市立緑ヶ丘ふれあいセンターのホームページを是非チェックしてみてください。
★「武蔵村山市立緑ヶ丘ふれあいセンター」のウェブページ
URL http://www.fureai-diversity.com
杉本さんも出演する
（公社）立川青年会議所第９１４回例会
「みんな集まれ！若者発掘フェスティバルinイオンモール～立川･国立･武蔵村山つなごう
3市のネットワーク～」は､３月１９日（木）１７：３０～１９：３０
イオンモールむさし村山店IFノースコート･サウスコーﾄにて開催です。
ぜひ、みなさまお誘い合わせのうえご参加ください。
http://musashimurayama-aeonmall.com
聞き手：吉澤
記 事、カメラ：大澤