むさし村山ストリートダンス協会 ムラッパーさん

画像5今回は3月19日(木)にイオンモールむさし村山で行われた「みんな集まれ!若者発掘フェスティバルinイオンモール」にもご参加いただいた武蔵村山市非公認キャラクター「ムラッパー」
について、むさし村山ストリートダンス協会の木村さんにお話を伺って来ました。

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■むさし村山ストリートダンス協会さんの歴史を教えてください。
立ち上げは2012年です。きっかけですが、武蔵村山では2005年から毎年、秋にデエダラ
祭りが行われています。
この中で毎年ダンスコンテストを開催していたのですが、どうしてもダンススクールさん同士で
競い合うばかりになってしまい、「これだけダンスの盛んな地域なのに横の連帯感がなかなか
生まれない」という声がありました。子供達も「他のダンススクールの子はみんな敵」という
感覚を持っていたんですね。そこで「競い合わない団体をつくろう」という考え方で、まず一番
生徒数の多い団体さんに相談したところ、この考え方に賛同していただけたのが始まりです。
設立当初は5団体からスタートして現在は10団体が参加しています。

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■何人くらいの人が関わっているのですか?
子どもは全部で500名くらいいます。小学生が一番多いのですが、上は高校生から下は未就学児まで。3歳の子もいますから。「オムツがとれたら協会に入れる」という感じです。(笑)ただ、あくまでもダンスは「手段」であって目的は「子育て」だったり「人を育てる」ということで、
人とのつながりの中で「挨拶」や「礼儀」を学んで欲しい、という気持ちで運営しています。


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■「協会」という連合体にすることによるメリットはどんなことがありますか?
単独のスクールでは参加の難しい規模の大きなイベントに参加できる、というメリットがあり
ます。また、協会宛にオファーが来るので、それを各スクールで分担して受ける、ということ
もやっています。最近だと「体育館主催のダンス教室に協会からインストラクターを派遣する」
という事例もあります。「ダンス協会」という連合体はなかなか他の地域にはないので珍しいと
思いますよ。

■ムラッパーはどういったきっかけで誕生されたのですか?
2013年、国体の時に「ゆりーとダンス」というご当地キャラの着ぐるみでダンスをする企画がありまして、イオンモールさんなどでやらせていただいていたのですが、国体が終わって「ゆりーと」も役目を終えた訳です。ところが、ダンスショー自体は好評だったので各方面から継続して
オファーをいただけるんですね。「他のキャラクターでやらないんですか?」と。ちょうどその頃市議会で「武蔵村山市では市のご当地キャラを作らないのか?」という質問が出たりもしたのですが、結局「作らない」というのが行政の回答だったので、「だったらダンス協会で独自のキャラクターを作ってしまおう!」となったんですよ。金銭的にはなかなか大変だったのですが「先行投資」ってことで思い切ったんです。2014年3月2日にライオンズクラブさんのイベントでデビューしたので、まだ1歳です。一応設定としては「永遠の18歳」っていうことなんですけどね。(笑)

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■ムラッパーのこれまでの主な経歴を教えてください。
昨年夏は「お台場新大陸ダンスイベント」「武蔵村山花火大会」「東大和踊りフェスティバル」などに出演し、秋は「ご当地キャラ子ども夢フェスタinしらかわ」に参加し、地元の「デエダラまつり」「西武園ハロウィンイベント」、立川青年会議所さんのイベントにも参加しましたね。また、イオンモール武蔵村山店さんでは「ストリートダンスフェスタ」という形で定期的にショーを行っています。画像5

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■ムラッパーを知ることで「武蔵村山」という地域を知ることができる点がすばらしいですよね!
ネックレスは名産の「うどん」シャツは「みかん」パンツは「お茶」をイメージしています。帽子の裏地は本物の「大島紬」の生地を貼っています。パンツの3本線(なんと!「三本榎」を表現しているそうです!笑)も同じ生地を縫い付けてます。この生地だけで2万円くらいしたんですよ!本当は「サングラスを取ると優しい瞳」という設定なんですけど「サングラスを取れるようにするならプラス10万円かかるよ」と着ぐるみ製作業者さんに言われたので予算の都合上サングラスは外せなくなってます。(笑)

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■今後の夢や目標を教えてください。
協会としては、ダンサーさんやダンスインストラクターさんがなかなかそれだけを生業にして活動を継続していくのが難しいという現状があるので、「仕事としてのダンス」を継続できるように世の中を変えていきたいです。ムラッパーは今後どんどん地元企業さんにも応援して欲しいな、と思ってますし、同時に行政とも関わりも深め、さらに活動のフィールドを広げて武蔵村山市の認知度をより高めていきたいです。

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★「ムラッパー」のFacebookページ
URL https://www.facebook.com/dance.with.murapper

聞き手:吉澤
記 事:吉澤、高橋

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