「ものづくり」のプロデューサー

出演者:栗原 徹

2014年度若者発掘プロジェクト第一弾は、小さいころから「ものづくり」が大好きな若者で、現在は首都大学東京大学4年生の栗原 徹さんです!

栗原さんは彫刻家の家系に生まれ、幼いころより絵、彫刻、版画、陶芸 などをお父様より教えてもらっていました。おもちゃを買ってもらえない時は、厚い画用紙に図面を描いて、紙だけでトランスフォームするロボットをいくつも作って遊んでいたそうです。小学生になるとロボットコンテストにも参加するようになりました。

現在はインダストリアルデザインを学ぶため大学に通っています。インダストリアルデザインとは「工業デザイン」や「工業意匠」とも言われ、「産業・工業において、美しさや使いやすさを追求し、その結果として製品の商品性を高めることが目的」とWikipediaに書いてありました(笑)

さらに栗原さんは、インダストリアルデザインのみならず他のデザイン分野においてのスキルアップを目的に、数々のコンペティションに出展し続けました。そこでの才能を見出され、イクイップメントデザイン研究室に配属が決まり、プロジェクトを3件手掛けました。

イクイップメントデザイン研究室とは首都大学東京システムデザイン学部インダストリアルアートコースとその大学院に設けられた、工業デザインを中心に活動する研究室です。この研究室のプロジェクトを通じて栗原さんは『日野市おもてなしロボットプロジェクト』に携わります。このプロジェクトは、日野市工業の技術をもってインフォメーションロボットを製作し、技術力のアピールや日野市工業の振興とその重要性を人々に認知させることを目的として、日野市が起ち上げたプロジェクトです。

日野市事業者が一致団結し、見事ロボットの完成を目にした時の気持ちを「自分がデザインしたものが、日野市工業の力によって実現されるという、本当に素晴らしい経験をさせていただきました」と、当時を思い出しながら熱く語ってくれました。

『日野市おもてなしロボットプロジェクト』に携わった時に、共に製作した株式会社KENJIの渡邊氏と有限会社KJ-FORCEの川角氏との出会いをきっかけに、工業製品が生み出される現場、つまり“工場”を見学することになりました。その際、この会社は真に「ものづくり」をしていると感銘を受け「僕が忘れかけていた本当にやりたかったことを再発見した」と、栗原さんの「ものづくり」魂に火がつきました。

それから工場に遊びに行くようになり、川角氏にデザインを認められ現在は、デザイン事業AXIZの最高執行責任者へと就任いたしました。

株式会社KENJI HP:http://www.kenji.cx/company.html

有限会社KJ-FORCE HP:http://kj-force.com/

栗原さんは、「これまで学んできたこと、またこれからの学びで最大限表現できること、そして社会に貢献できる人材になるために、一生「ものづくり」に携わっていきたい」と力強く語り、今年大学卒業後に法人登記を目指すと、更なる飛躍を誓ってくれました。
幼い頃、自分で厚紙からおもちゃを作っていた少年が、今度は社会のためにものづくりをしたいと決意している栗原さんのお話を伺っていて、本当に頼もしく感じました。

私たちは栗原さんのような熱い若者がこの地域には沢山活躍していると信じています。このホームページでどんどん紹介していきますのでお楽しみに!

聞き手:丸身信介・稲場竜人・丸山瑞枝
記事:丸身信介

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