新鮮で美味しい野菜をすぐに食べてもらいたい!

写真1出演者:福島 譲

2014年度若者発掘プロジェクト第二弾は、武蔵村山の新規就農者(非農家出身者で新しく農業を職業とする人)で有機野菜の生産に力を入れている、福島 譲さんのご紹介です。

写真1写真2

福島さんの出身は練馬。学生時代に環境について学んでいくうちに、農業や自然を大切に思うようになったのがきっかけで、もうすでにその頃から農家になることを決めていたそうです。

農地の関係で実家のある練馬で始めることはできなかったのですが、立川の地主さんと知り合う機会があって、2013年より武蔵村山の地で新たに農業を始めることになりました。

現在は、多摩開墾(武蔵村山市南西部で横田基地に隣接した大規模農地:約57ha=570,000㎡)に約37a(3,700㎡)の土地を地元の方からお借りして一人で農業を行っているそうです。東京での新規就農というのは実はとても高いハードルだったらしく、5年前まではほとんど無理。最近やっと農地法の改正等、規制が変わり始めて徐々に就農者も増えつつあるのだそうです。それでもまだ東京には数人しかおらず、福島さんで10人目くらい…武蔵村山にもまだ一人しかいないのではないかとのことでした。

作っている野菜は様々♪『旬』な露地野菜をその季節ごとに作っています。

福島さんのこだわりは、手間と愛情込めて作った無化学肥料の有機野菜。そして『鮮度』!「採ったその日の夕方の食卓に並ぶイメージで」

正に地産地消の考えで、生産者の顔が見える安心・安全な野菜です。

野菜を本当に美味しく食べてもらいたいという想いがここに感じられました。

写真3写真4

《地元収穫NO.1の小松菜》           《出荷前の赤かぶ》

農家にとって仕事の相手は主に自然。年間通して休みの日なんてありません。天候・気温には常に気を配っています。そんな状況にも関わらず、地域の農友会に参加して学習田(子ども達に農業を体験してもらう田んぼ)の代掻き(田植えの前に水田に水を入れて土塊を砕く作業)を行ったり、農業祭における市内農産物のPRに携わったりされています。また、消防団活動にも積極的に参加されています。

将来的には武蔵村山と立川でより多くの人に『新鮮な美味しい野菜を届けていく』ために畑を広げ、販路を拡大していくのと同時に、これから新規就農を考える若い人達の手助けをしていきたいという、高齢化の進む農業に対する明るい展望も聞かせてもらいました。

写真5

趣味は将棋と釣り。ブログにも事あるごとに将棋ネタ入ってきています。最近も野菜のタネを買おうとしたらそのお店の2Fに将棋グッズが売っていて…(笑)。また高校時代は水泳(バタフライ!)をやっているなど水陸両用のマルチな人です。また、環境を学びに海外留学を考えていた時期もあるらしく、なので英語も得意だったり♪(インターナショナルなJCにぴったりですね☆)

お話を聞いていて、福島さんは、常に新しい農業の在り方を模索している方で、珍しい野菜に挑戦したり、飛びこみ営業を行ったりと活発に精力的に行動している印象を受けました。このバイタリティーがあれば、ゆくゆくは、もっと様々な場所で、福島さんの野菜が手に入るようになる日も近いのではないかと思いました。

 

福島さんの野菜が手に入るお店は…

いなげや(武蔵村山残堀店、むさし村山店)

マルエツ(武蔵砂川店)

自然食品の店 人参(http://www.e-ninjin.jp/

※下記のロゴシールが目印です。

写真6写真7

福島さんの野菜(ズッキーニ)     福笑い農場のロゴ

 

<福笑い農場のブログ>:http://ameblo.jp/fukushimafarm/

聞き手:中村、宮﨑

記事:中村

写真1

未分類.

コメントは受け付けていません。