出演者:雨宮 尚人
今回は屋台村パラダイスで働くバーテンダー・雨宮尚人さん(32)をご紹介します!
山梨県の中華料理・イタリアン・居酒屋といった飲食店で働いていた雨宮さん。知り合いの紹介で行ったバーで「フレアーバーテンダー」という仕事に出会います。
フレアーバーテンダーとはボトルやシェーカー、グラスなどを用いた曲芸的なパフォーマンスによって、カクテルを作り提供するスタイルです。
その世界に魅了された雨宮さんはパフォーマーとしての活動をスタート。数多くの大会に出場し、タイトルを手にしてきました。
縁あって立川へ移り住み、立川のバーで6年間働き、10ヶ月前に立川屋台村パラダイス内にご自身のお店をオープンしました。立川屋台村パラダイスとは、立川北口、グランドホテル裏あたりにある、昭和30年代のノスタルジーと遊び心を持った13店舗の飲食店街です。
店名はBAR Zolddich(ゾルディック)。
フレアーネームが「ゾル」であったことが由来しています。ライオンのモチーフは多摩動物園のライオンからヒントを得たとか。
店内には、これまでの功績がわかる、関東大会準優勝、山梨の大会で特別賞、ワールドクラス(創作カクテル)の賞状が展示されています。
パフォーマンスの大会では、お酒に関する知識をはじめ、量の正確さ(計量せずに直接いれるため)、味、演技といった点が評価の対象になるそうです。
「技術はすべて、お客様の満足のため」という雨宮さんの胸には、バーテンダー協会のNBA、ANFAのもの他に、お客様からいただいたバッチがありました。バーテンダーはパーソナリティが重要とも言われますが、お客様から愛されていることが伺えますね。
現在のお店ではスペースの関係で残念ながら本格的なパフォーマンスは行っていませんが、リクエストがあれば披露しているそうです。
カクテルはオーソドックスなものから液体窒素やスモーキングガンといった新しい技術を取り入れたものまで、また季節のくだものをつかったオリジナルカクテルなど創意工夫溢れるカクテルを提供しています。
取材で伺ったメンバーたちもはそれぞれその時の気分を伝え、カクテルをつくってもらいました。
恋したくなるカクテル、新婚さん向けカクテル、プロポーズしたくなるカクテル。。。。
写真はイチゴのスパークリングマティーニです。
オーダーを受けてからスライスする生ハムなどのフードメニューもおすすめです〜
BARというと、少しハードルが高いと感じる方もいらっしゃると思いますが、とにかくいろいろな種類のあるカクテルをこういった方法で試すのも楽しみの一つです。
ちなみに、立川のバーテンダー協会では二年に一度オリジナルカクテルのコンペティションが行われているそうで、受賞作品のカクテルを試すこともできます。
移り住んだ立川という街の印象について聞いてみました。「今度IKEAもできるという話だし、すべてが完結するし住みやすい街ですね」とのお話でした。
また、「BARは日本では限られた空間になっているけれども、ロンドン、ニューヨークなどでは身近な存在。認知されやすいものにしていくことがまず第一歩の目標です」と語る雨宮さん。今後の活躍が楽しみです!
BAR Zolddich(ゾルディック)
営業時間 18:00~翌3:00(定休:日曜日)
電話 042-527-1616
フェースブックページ(最新情報はこちらをチェック!)
https://www.facebook.com/BarZolddich
聞き手:濱中綾子・丸身信介・稲場竜人・丸山瑞枝
記 事:濱中綾子