子供達に夢や希望を与えられる存在になれたら

出演者:豊泉 有里子 さん (Yuriko Dance Studio)

今回は、プロダンサーでありながら、武蔵村山市で子供達にダンスを教えている豊泉有里子さんをご紹介します。

幼稚園児であった豊泉さんは活発な女の子で、祖母から「家にいるより、習い事でもしていきなさい」と言われて、バレエ、JAZZダンスを習うようになりました。そのままダンスを続けていき、大学生になった豊泉さんに転機が訪れます。

それは、当時教えてくれた先生から「後を引き継いでもらえないか?」と言われたのです。

そのとき、豊泉さんは「これはチャンスだ」と思い、引き受ける事になり、今まで以上にダンスに没頭する事になるのです。今では、小学校6年生から大学生までの20人の生徒のレッスンに日々情熱を注いでいます。

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ダンスに対しやる気がある子供であるから、ただ教えさえすればいいと安住せず、いかに子供たちのモチベーションをあげていくか、それをずっと維持していくにはどうすればいいのかと常に細心の注意を払いレッスンに臨んでいる豊泉さん。

「論理的に教えるのではなく、感覚で教えていく事がとても難しいですけど、そこを特に意識的に大事にしています。子供には怒らずに、どうしたら悔しさを感じてもらえるかについてよく考えています。そして悔しさをバネに成長してもらい、子供たちが自信も持ってくれることが、一番嬉しいし、レッスンする上では大切だと思っています。」と豊泉さんは仰ってました。

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豊泉さんのダンススクールの生徒の1人で東京・瑞穂町に住んでいる小学6年生の生徒は、自身の作文に豊泉さんのことを「自分を変えてくれた先生」と書いたそうです。

1人の子供に希望を与え、人生を変えたということは、豊泉さんが日々、試行錯誤を繰り返したことにより得た指導者としての知恵でもあり、彼女のレッスン方針の的確さを証左するものであり、同時に豊泉さんの指導者としての可能性を感じずにはいられないシーンだとも思いました。

豊泉さんは、東京・武蔵村山市で行われている村山デエダラまつりにもダンスイベントがあり、そのイベントにもむさし村山ストリートダンス協会の一員として、積極的に参加をしています。

また、昨年は、Yuriko Dance Studio 第1回公演を2013年8月4日(日)に武蔵村山市民会館大ホールにて行い、有料で700人もの観客を集めたそうです。

オープニングの後に、2部構成で行われ、第一部では、「Yes,I’m not」と題して、ミュージカルのようなストーリー性のある幻想的な世界を表現していました。第二部では、ダンサブルな音楽に子供達も躍動していました。

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この4年間休み無しで活動して来た豊泉さんに「もし今、休みが2日あったら何をしたいですか?」と聞いたところ、「ほんとに何も考える必要がないのなら、むしろ何も考えずに自宅でゆっくりしたい」と。日々、ダンスやスタジオのことに寝食を忘れ、没頭しているのだなと思いました。

豊泉さんは言います。「私がここまでやれているのはストリートダンス協会の木村さんVIGOESのむつみ先生を始め、たくさんの方々の支えがあったからです。」

母校でもある東野高校で1年間ダンス講師も務め、スタジオと高校のダンス講師と日々活動していく中で、一度スタジオという形態を見直し、豊泉さんをトップにファミリーとして活動していきたいと思うようになってきたのです。

“豊泉有里子”という一人の人間として、そしてダンサーとして、どこまでいけるのかやってみようと決意をし、来年ダンスのメッカでもあるアメリカにいき経験を積んでみたいということです。

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EXILE(エグザイル)などの活躍により以前より認知されてきてはいるけれど、まだまだダンサーの地位がそれほど認知されていない日本ではあるが、豊泉さんが海外で活躍する事で、日本の子供たちに「私たちも豊泉さんみたいに頑張れば」という夢や希望を与えられるようになれたらと熱く語ってくれたのがとても印象的でした。

そして、それが結果的にはダンサー人口の増加に貢献し、豊泉さんの夢の1つでもある日本でのダンサーの地位向上に寄与していくのだろうとお話を聞いていて感じました。

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豊泉さんの祖母様は日本舞踊の師範を持ち、お姉さんもミュージカルと、演者一家でもあり、ますます豊泉さんの今後のご活躍が楽しみです。

 

 

最後に祖父母様の御自宅にあるダンススタジオを拝見させて頂きました。

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この3人の微妙な距離感が少し笑えます。

 

Yuriko Dance Studio

住所:東京都武蔵村山市三ツ木1-53-1

TEL:080-3212-7009

E-mail:yuriko.dnc_std@softbank.ne.jp

 

聞き手:小澤、中村、宮﨑

記 事:小澤

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