出演者:峰岸 愛 さん
小さい頃は外であまり遊ばず、絵ばかり描いていた。
12歳のときに個展をやり、とあるデザイナーの目に留まる。
そのデザイナーから手描きの依頼がくるようになった。
それがスタート。
「とにかく描く(書く)ことが好き」
誰に学ぶ事もなく、我流で描き、工房をもった天才が村山にいました!
絵描き屋工房の絵描師、愛さんです。
そこから、杉森君の後押しの元…絵描き屋工房がスタートしました!
大した宣伝手段もなかったので、始めは飲
食店で働いていた伝手で、店舗の内外装や
看板・メニュー・チラシ等のデザインを受
ける仕事が大半でしたが、それをFacebook
に載せたり、口コミなどで広がっていくこ
とで、段々と依頼の種類も増えていってい
ます。
とにかく多彩なデザイン。
お母様が書道をやられていたこともあり、お店のロゴマークや表札など字のデザインも多彩。けれども漫画を読むことや映画を見ることはほとんど無いそうです。
きっと身の回りすべてが参考であり源泉なのでしょう。
まさに我流。
ウェルカムボードや似顔絵の依頼も多く寄せられています。
「似顔絵は得意じゃないです」と言いつつ、見る作品はどれも素晴らしいという。(笑)
工房の作品はすべて手描き…。
「パソコンでの製作は描いている感覚がないのであまり好きではないです」
また、こだわりもあります。
「看板屋さんは高額なことが多いので、それよりは安くしたいです。あとデザインパターンは何枚でも…お客様がちゃんと納得のいくまで、話し合って生み出していきたいですね」
妥協はしたくないというポリシーがそこにはあります。
そして「絵(アート)」を、「描くこと」を愛してやまない気持ちは強く…
「仕事として割り切って描くような事はしたくないです。描くことを嫌になりたくないので…。そこは、やれないと思った依頼は受けないようにして気を付けています」
職人でなく芸術家なのだなと感じました。
杉森君との出会いがきっかけで知った、立川青年会議所。
既にいくつもお手伝いをしてもらっています。
目に新しいのは50周年事業のキッズドリームチャレンジ。各セクションの職業マークなどを手掛けて頂きました。いずれはシビックティーチャーバンクでお絵かき教室などもしてもらいたいとのお願いにも、快諾頂きました!
4歳の女の子のお母さんでもある、愛さん。
仕事柄、急な作業や夜間の作業も多く、時間を合わせるのがとにかく大変だそうです。
ただ、外壁など表で作業していると、通りがかった人が見て楽しんでいたり、時には絵をみて感動して泣いてしまうおばあちゃんがいたりと、嬉しいことも多くあるそうです。
「内装をやったお店さんから、お客さんに好評だよ…と聞くとやっぱり嬉しいですね」
次はオリジナル・オンリーワンの絵葉書やカレンダーを作って、インターネットで安く売ってみたいそうです。
そして…
「本当の最終的には、自分で好きな絵を描いてそれが売れるようになりたい」
…根っからの芸術家ですね。
夢と期待が膨らみました。
絵描き屋工房
TEL:042-560-7780
(株)創コーポレーションデザイン部
聞き手:宮﨑、中村
カメラ:宮﨑
記 事:中村