2010年度運動指針

青年とは。そして、JAYCEEとは。

未来へと広がる大きな希望と無限の可能性その前に立ちはだかる混沌とした現実。青年期は社会の波間に揺れる小舟である謙虚に己を見つめ情報の渦から物事の本質を的確に捉える。そして未来を見据え想像し前に進むためにいま何をすべきか深く考え自らが行動を起こす。我々青年に必要なものそれはあくなき英知一歩を踏み出す勇気そしてあきらめない情熱である我々はそんな資質を備えたJAYCEEを目指す。

真に豊かな経済、真に豊かな社会を求めて。

JAYCEEである以前に経済人でもある我々は生きていく上で利益の追求は当然必要ではある。しかし、それが全てであるのか。これまで培われた数字を追うだけではない経営理念、未来を支える先進技術、我々にはこの国が育んできた誇りがある。消費型社会から循環型社会へと大きく舵を切ったいま「持続可能な社会発展」の理想を掲げ、この地域からこの地域だからこそできる事を追求する。地域の未来を担う青年経済人として果たすべき責務は必ずある

JCが、このまちにできること。

JCが持つ多様性に溢れたメンバー構成はまちづくりに関わる他の組織には決して無い大きな特長である。さらに個々のメンバーが持っているネットワークを結ぶと世代や職種行政区をも越えエリア内の人々をつなぐ幅広いネットワークが生まれる。そして様々な事業を通じ社会への大きなうねりへと転化させるためネットワークハブとしての姿反応触媒としての機能がJCには求められる。我々が率先して動く事により個々も連動する。個が動けば地域が変わる。地域が変わればこの国も変わる。それが立川JCの目指す「まちづくり」であり、その積み重ねこそが文化的創造を生み出す原動力となる。

文化を理解し、継承しようとする心を育成する。

生まれ育った郷土の歴史や文化を知る、同時に自分の起源を辿り感じる事により、この地域この国への想いをかたち創る。祖先を思い自然に感謝し他を思いやる、この精神文化こそが今日の日本を築いてきた。世界におけるこの国とは何か、国における地域郷土とは何か、そして自分とは自らのアイデンティティーを生み出すために考える。次代を担う子ども達に脈々と受け継ぐ道徳観や倫理観、それを育む場を地域としてつくり出し地域の未来国の未来を創造でき得る自律した大人へと成長できる様なそんな教育環境を創出する使命が我々にはある。

世界を感じ、真の国際人へ。

これまでLOMが培った国際交流事業における経験と、さらに「絆」を掲げ世界を迎えた我々だからこそできる事がある。世界各国60余国の人々と交わったことで知り得たJAYCEE同志との共感。同時に決して交われる事の無い考え方の相異も世界には様々な文化があり様々な思想がある。「理解しあえない事があるという事を解りあう」という前提から世界へのアプローチが始まる。国際社会における日本の立位置をしっかりと把握し日本の日本人としての役割を考えていかなければならない。先ず身近に存在する貴重なる国際の機会を捉え積極的に感じ取り我々自身が国際人として進化を遂げる。それは地域に於ける多文化共生社会の推進につながっていく

我々は、JCだ。

常に時代に先駆け積極的に変化を求めるJC。それはJCそのものにも言える事である。LOMとして広域的な運動の展開も視野に入れ時代の変化にも反応の出来る柔軟性を持った組織をつくる。そのためにも内部での摩擦を恐れてはいけない。JAYCEE同士の切磋琢磨があってこそ、この地域を動かし得る存在感を具えた組織へと進化を遂げ常に影響力のある運動が展開できる。それこそがリアルな運動法人である。JCは各々の能力や資質を向上させる場であり、それを発揮する場はそれぞれの仕事であり地域社会である。我々JAYCEEの成長こそが地域社会の発展に寄与する事につながる。この先JCから巣立った我々は、どれだけ地域社会に貢献できるのか、どれだけ社会に変革を与え得るリーダーを生み出す組織足り得るのか、これからの日本のかたちをこの地域から発信できる組織として2020年、そして未来のために。