第945回例会「ゼロ‐2030」に向けて~私たちの宣言~GlobalPartnership委員会柳澤委員長へ開催後のインタビュー

秩父委員:お疲れ様でした!前年より企画して様々な困難を乗り越えて、無事に例会を終えることができました。今の率直な感想をお聞かせ下さい。

柳澤委員長:SDGs(持続可能な開発目標)の一般認知度が30%と言われていますし、初めて取り組む内容でしたので、無事に終えることができたのでほっとしています。

秩父委員:前回のLearningⅡ体験学習から今回の例会までどんな準備をしてきましたか?お話ししていただいた国会議員の先生方への依頼はいつぐらいからでしょうか。参加中学生のとは発表までどのように過ごしてきたのでしょうか。教えて下さい。

柳澤委員長:LearningⅡワークショップからの準備としては、生徒がまとめたプレゼン資料の誤字脱字や表現の精査を多少行い、「なぜSDGsを学ぼうと思ったのか」「SGDsを通して自分の将来をどう考えるか」この2問の感想文の提出をしてもらいました。夏休みの間にもう一度生徒達を集めることは難しいと考えていましたので。LearningⅡでしっかりまとめるところまでを行い、その後感想文の提出までメールと電話でコミュニケーションを取っていました。プレゼンの練習は当日バス移動の中でみっちりと練習したという流れです。資料の精査やまとめる作業に妥協はしたくなかったので、時間を有しましたね。例会前日の午前2時くらいまで委員会メンバーと一緒に詰め作業を行っていました。
議員の方々への依頼は小田原議員に一括してお願いさせていただき、最初の打ち合わせに伺ったが4月になります。

秩父委員:今回の衆議院会館を使用して、国会議員の先生方に向けて中学生に提言をするという例会ですが、企画の段階から実際にやってみて大変だったことは何でしょうか?

柳澤委員長:それはもう参加者の動員に尽きますね。
中学生は部活や受験なでとても忙しい事実はありますが、直接部活などで事業のPRを行うと手を挙げてくれる生徒も実際いるので、初期から実施すべきだったと思います。学校訪問をしても生徒まで情報がしっかり伝わらない事がほとんどでしたのでそこが一番大変でしたね。

SDGsは2015年に国連で採択され、2016年に国の骨子がきまり、2017年から本格的な取り組みが政府や企業でも始まりました。情報に関しては豊富というわけではありませんが、専門家の方にお話を伺ったり、シンポジウムに参加したり、NGOの方にお話を伺ったりと比較的情報収集はできたのですが、難しくとらえられてしまう題材なので、かみ砕いてわかりやすく伝えることも難しかったです。

秩父委員:柳澤委員長が『第945回例会「ゼロ‐2030」に向けて~私たちの宣言~』を開催して良かったと感じたことは何でしょうか?

柳澤委員長:生徒の記憶に刻まれる事業になったと確信しています。
直接国会議員の方々にプレゼンを行える事も稀ですし、FACE to FACEで質問できる機会も普段では考えられません。この体験は親兄弟、同級生に自慢できる内容だと思います。生徒の将来に影響を与えるインパクトがあったと思います。あとは議員の方々にSDGsについての考えといいますか、将来を考えて今存在する様々な課題に目を向けなくてはならないという話は生徒のみならず我々メンバーにも貴重な話だったと思います。

秩父委員:企画段階よりイメージしていたゴール(第945回例会)を迎えることができましたか?

柳澤委員長:仕様のマイナーチェンジはありましたが、ゴールイメージは昨年事業発足からぶれることはありませんでした。例会の着地としては来賓の数、会場の設え、プレゼン内容等イメージ以上の出来でした。

秩父委員:今回の例会でまたはGlobalPartnership委員会の事業全体でやろうと思っていたけれどできなかったことは何かありますか?

柳澤委員長:初の立川市の協働事業、初の外務省の後援事業であり、各市・教育委員会等の後援を頂戴した事業です。SDGsの考え方はすべての人に関わりますので、関係いただいた皆様に例会の出席をいただいたら尚良かったと思います。

秩父委員:この1年間、GlobalPartnership委員会の企画運営を通して柳澤委員長ご自身に何か変化や成長がありましたか?(物事の見方、捉え方への変化など)ありましたら教えて下さい。

柳澤委員長:実はSDGsの考え方や概念はすでに世の中にたくさんあるんですね。それを理解し正面から受け止めて考えることによって、言動に少しの変化が生まれていると思います。「気づく・感じる・考える・行動する」という当初考えた事業フレームを自ら体験したというわけです。

秩父委員:本当に1年間お疲れ様でした!GlobalPartnership委員会の活動で一番印象に残っている楽しかった心が沸き踊った瞬間はどのような時だったでしょうか?

柳澤委員長:本当に生徒の動員に関して、委員会全員で身を粉にして動いていたので参加者数が増えたときは本当にうれしかったです。あとは例会の来賓数が想像以上に来ていただけたこと。現役3大臣の出席が決まった時は興奮しました。

ありがとうございました!