第851回例会　宇宙科学の新たなる文化の創出
～はやぶさに学ぶ私たちの未来～
（2010年10月27日）

先日までの猛暑が嘘だった様に冷え込んだ10月27日。立川女性総合センターアイムホールにて講師にJAXA（宇宙航空開発機構）理学博士の阪本成一先生をお招きし、たくさんの来場者を迎えるなか、第851例会が開催されました。中には熱心に講演を聴く小学生の姿も。講演では宇宙の仕組みやJAXAの活動などについて解説。昨今話題の惑星探査機「はやぶさ」の製作から発射、地球帰還までの苦労話をユーモアを交え楽しくお話頂き、終始会場は明るい雰囲気に包まれました。ミッション遂行に対する計画の緻密さに裏付けられた奇抜なアイデア。途中で「はやぶさ」と通信が途絶えてしまった際にも【絶対に最後まで諦めない】関係者の信念に強く感銘を受けました。中でも任務を果たし大気圏に突入した際の「はやぶさ」の最後の雄姿は感動的でした。本例会を通し、ご来場下さったお子様にも宇宙、科学の素晴しさを伝えることができたらば幸いです。坂本先生、ひいてはJAXAの皆さんの宇宙、科学にかける情熱を目の当たりにし、今秋一番の寒さも忘れてしまうほどの「熱い夜」でした

担当:たちかわアゴラ委員会

委員長からのメッセージ

この度は第851回例会へお越し頂き、有難うございました。宇宙科学だけの話ではなく、ミッション成功へ向けた技術者の諦めない気持ちは、私たちを勇気づけました。また、「地球の外に出て、初めて地球を知ることが出来る」とおっしゃった阪本先生の言葉が心に残ります。宇宙の果てしない世界感を知ることは、視野を広げ魅力あるまちづくりに繋がることだと思います。 環境グローバルプロジェクト委員会 委員長　宮田　龍之介